未経験からの産業保健師

産業保健師の企業選び!未経験者が中小企業で働くメリットとデメリット

ぴよ
ぴよ
中小企業の産業保健師はイマイチ?
こっこ
こっこ
そんなことないよ!中小企業のメリットもあるからね

産業保健師として働きたくても「大企業の求人があまり見当たらない」「中小企業はキャリアとしてはいまいち?」など気がかりになることが多くありますよね。

10、20年前は大企業至上主義でしたが、近年の考え方では大企業だから良い、中小企業だから悪いということは全くありません。

産業保健師としてどういった働き方をしたいか、キャリアを積みたいかによって、大企業と中小企業どちらを選び方が異なります。

未経験なので選択の余地はあまりないですが、、転職の目標は採用されることではなく働き続けることなので、自分が望む働き方や企業を考えておきましょう。

内定をもらっても、「こんな筈じゃなかった」とがっかりしたくはありませんよね。
今回は産業保健師が中小企業で働くメリットとデメリットについてお伝えします。

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  • 中小企業で産業保健師として働くことを考えている
  • 中小企業のメリットとデメリットを知りたい
  • 中小企業を選んだあとのキャリアが不安

中小企業の産業保健師が向いている人

中小企業の勤務が向いているのはこんな人です

  • 意見が言いやすく風通しが良い職場で働きたい
  • 自分が企画した保健活動を行いたい
  • 対象者の健康を何年にもわたってサポートしたい
  • 大企業に行くための経験が積みたい

どうして中小企業が上記の人におすすめなのか、今から説明していきますね。

ぴよ
ぴよ
そもそも中小企業って何?
こっこ
こっこ
定義って意外と知らないよね

中小企業とは、従業員が「製造業で300人以下、卸売業とサービス業なら100人以下、小売業なら50人以下」の企業が、中小企業と定められています。これは上限の数なので、もっと少ない数で回している企業は多くあります。

保健師を雇えるほどの余力があって、しかも心身ともに医療的なケアが必要と考えると製造業の求人が多くなることが分かりますね。工場だとケガもよく発生しますし、狭い世界での単純作業になるためメンタルも崩しやすいからです。

ぴよ
ぴよ
中小企業側も保健師を雇うメリットがあるってわけだ
こっこ
こっこ
そしたら保健師側のメリットも考えてみよう

中小企業で働くメリット5つ

こっこ
こっこ
まずは中小企業で働くメリットだよ

私は大企業で働いているので、中小企業のここが良いな~と思う所を、つまりメリットを5つ挙げました。

未経験でも採用されやすい

中小企業がどれだけ日本にあるか知っていますか?
実は、日本には約400万社の企業が存在していて、中小企業はその内の99.7%と言われています。

こっこ
こっこ
多いよね!ちなみに労働者の70%が中小企業で働いているよ

保健師を導入できる中小企業が少ないとはいえ、母数が圧倒的に違うので求人数も中小企業が多くなる傾向にあります。
それに大手企業と比べると経験者の応募が減るため、ライバルは少なくなり採用される可能性が高くなるのです。

ぴよ
ぴよ
穴場の求人かも?

人の入れ替わりが激しくない

大手企業だと人の入れ替わりが激しいので、従業員をサポートして「やっと心身が軌道に乗った!と思ったら異動、、」ということが頻繁にあります。

ぴよ
ぴよ
体重が目に見えて落ちているのに、途中でさよならして結果が分からない、、ちょっと残念かも
こっこ
こっこ
大企業だと保健指導の途中に異動になることがよくあるよ

ですが中小企業だとあまり人の入れ替わりがないので、何年も心身の経過を追うことが出来るのです。
食事や運動などの保健指導後の変化が分かりやすいですし、従業員と私たちそれぞれが達成感を得られますよね。

人があまり変わらないため、従業員の産業保健に対する理解も深まりやすいです。

せっかく産業保健の必要性を理解してもらえても、一緒に働く部長や課長が変わってしまうと、また1から説明しないといけないのです。

ぴよ
ぴよ
産業保健は必要じゃないの?
こっこ
こっこ
実際の現場はまだまだ認識度が低いんだよ

保健師業務をするには従業員全員に、保健師業務を行うことのメリットを知ってもらわないといけません。

ぴよ
ぴよ
確かに2~3年毎に産業保健の理解を深めてもらうのって、面倒くさそう。。

意見が上まで通りやすい

「喫煙可能時間を制限する」「残業〇時間を超えたら保健師面談を入れる」など、業務をしていく中で保健師として行うべきことが出てきます。

その場合、意見を反映してもらうためには担当者、課長、部長、所属長、その上など意見を聞いてもらう一連の流れが、大手企業の場合は無駄に長いです。

そして現場とトップの考え方に違いがよくあるので、結果何も変わらなかったということが多いです。

ぴよ
ぴよ
反映に時間がかかるし、何も変えられないこともあるんだね

ですが、中小企業だとトップが現場にいることが多いため、理解もされやすく環境やルールを変えやすいです。トップに直接掛け合えることもあるので、従業員がより気分良く働けるような保健師としての活動が可能です。

こっこ
こっこ
風通しが良いってことだ

やりがいが大きい

基本的に1人体制のため裁量権が大きいです。

医療の知識がない人たちと働くので、自分の一存でルールやイベントが決まることもあります。その分知識は求められますが、頼りにされて保健師中心に物事が進むとやりがいは大です。

また、意見が反映されやすいので、どうせ頑張っても意味がない、、なんてことはありません。どんどんと手を挙げることで企画や実践を繰り返し、スキルアップへと繋げられます。

こっこ
こっこ
大企業では意見が通らないことも多いから、モチベーションが下がるし、出来ることも限られているんだ

中小企業で働くデメリット5つ

ぴよ
ぴよ
次はデメリットだね

中小企業のメリットをお伝えしましたが、転職する際はデメリットも踏まえておきましょう。人数が少ないからこそ起こるデメリットがあります。

給料の相場が低い

これは仕方がないことですが、一般的には大企業よりも給料が低いです。

昇給幅や給料の限度額も低いため、お金を重要視しているとモチベーションは上がりにくいかと思います。

ですがベンチャーなどであれば、昇給幅が大きいこともあるので一概に低いとは言えません。こればかりは企業によるので、しっかり求人票を見てリサーチしましょう。

こっこ
こっこ
生活できる給料は確保したいよね

福利厚生の恩恵が少ない

これも一般論では中小企業の方が、福利厚生面は劣ると言われています。

ですが大手企業でも大した恩恵を受けられないこともありますし、働き方改革で力を入れている中小企業も増えてきました。

東京にある中小企業などは、独自の取り組みをしているのでメリットは大きいのかなと思います。

たまにテレビでユニークな中小企業が取材されていますが、家具がおしゃれだったり、就業後にお酒を飲めたりと地方民からすると驚きの取り組みばかりです。

こっこ
こっこ
東京は色々と活発で羨ましい

配置転換が出来ない

「人が変わらない」メリットの裏面ですが、人員の配置転換が出来ないことはデメリットにもなるのです。

大手企業ではパワハラなどの問題がある上司は、配置転換でどこかに飛ばすことが出来ます。受け入れ先が困るのでは、、という意見もありますが、風通しを良くする策としては有効です。

ぴよ
ぴよ
確かに害がある上司がいても、ずっと一緒だとめげちゃいそう

中小企業では、問題となる上司以外に意見力がある人や話し合いを行いやすい環境であれば、改善することは可能です。

大手企業の場合は、あまり上司に意見を言いすぎると、自分の出世が危ぶまれたり、立場が弱くなるという悪循環があるのです、、。

こっこ
こっこ
ドロドロ加減が看護師の世界みたいだね

保健師以外の業務を任される

中小企業は基本的に人員が少ないため、保健師業務以外の事務作業や電話受けなどが求められることもあります。

単純に「企業で働きたい」と思っている人には問題ありませんが、「産業保健がしたい」方は不満になりそうですね。

ただし雑務に関しては面接では分からないことも多いので、働いてから知ることになります。もし事務作業などがしたくない場合は、同僚や上司に相談しましょう。

こっこ
こっこ
私なら波風立てないように、雑務もするかな~

産業保健の知識を外部から取り入れないといけない

これは中小企業に限ったことではありませんが、1人体制だと産業保健について教えてくれる人がいません。

先輩がいない職場で働くので、知識を外部から仕入れることになります。情報を得る方法は、学会や研修、本を読むことなどが一般的です。

また、面談内容など1人で個人情報を抱えることになるので、相談できずストレスはかかりやすいです。

こっこ
こっこ
1人職場は結構孤独だよ

中小企業で働いた後のキャリア

中小企業で働くことが、その後の保健師人生にマイナスとなることはあり得ません。

むしろ経験を積むことで、大手企業への転職も可能となります。

意見が反映されやすく、やりがいのある職場で働きたい場合は中小企業を継続しましょう。給料面をアップさせて、保健師が複数体制の職場で働きたいのであれば大企業に転職することがおすすめです。

大企業で働きたいけど中小企業じゃないと受からない、、という方は、まず経験年数を稼いでから大企業にチャレンジしてくださいね。

こっこ
こっこ
中小企業でも3年以上働けば、産業保健師としてのキャリアの土台になるよ

私が中小企業を選ばなかった理由

ぴよ
ぴよ
これだけ中小企業を推してるけど、なんで大企業を選んだの?
こっこ
こっこ
周りに大企業の求人がなかったからだよ

私が地方都市に住んでいるせいもあり、求人を探しても大企業、一部上場企業ばかりでした。なので大企業を選んだというより、その選択肢しかなかったのです。

東京だと選択肢はたくさんあると思いますので、自分が希望する働き方に合った企業を選んでくださいね。

中小企業の産業保健師も選択肢に入れてみよう

ぴよ
ぴよ
中小企業の産業保健師が何となくイメージできたよ
こっこ
こっこ
メリットもたくさんあるから選択肢に入れてみてね

今回は中小企業で働く産業保健師のメリットとデメリットについてお伝えしました。どんな産業保健師になりたいかを考えると、中小企業と大企業のどちらで働くべきか分かります。

転職は勢いも大事ですが、人生の選択肢として重要なポイントです。

中小企業で働くことも視野に入れて、じっくり考えてみてください。

ABOUT ME
cocco
アラサー産業保健師。 6か月で新卒病棟勤務から挫折→3年弱クリニック勤務→産業保健師(現在)。